ごあいさつ

理事長挨拶

社会福祉法人長興会のホームページをご覧いただきありがとうございます。

長光園は昭和59年4月に県内初の社会福祉法人立の身体障害者療護施設として発足いたしました。入所定員50名で発足して以来、県及び市町村等の行政機関、福祉関係団体やボランティア、地域住民等各方面の方々の温かいご支援とご協力をいただき、令和6年4月で40回目の創立記念を迎えることができますこと、衷心より感謝申し上げます。

顧みますと昭和56年の「国際障害者年」を契機に様々な障害者施策が推進され、施設福祉から地域福祉へ、措置制度から支援費制度、さらには障害者自立支援法、障害者総合支援法と、目まぐるしく移り変わって参りました。この間、社会福祉法人の役割も、福祉に対するニーズが多様化・複雑化するなかで、利用者の生活支援はもとより、高い公益性と非営利性を備え、他の事業主体では対応が難しいさまざまな福祉ニーズを充足し、地域社会の力を高めていくことに貢献していくことが期待されてきました。長光園も施設入所支援、デイサービス、短期入所、居宅介護サービス、総合的な相談支援事業等多角的な取り組みを展開し、地域福祉サービスの拠点として、また、地域に開かれた中核施設を目指して、時代の要請に応えられるよう、経営基盤の確立とサービスの質の向上を目途に役職員一丸となって取り組んでまいりました。

創設35年以降は、新型コロナウイルス等の感染症の対策に追われた5年間でした。感染症の制約は、活動の縮小や財政的な負担増など大きな影響を生みましたが、役員・評議員・職員がより一層結束を固め、感染症対策に重きを置き、感染者をごく少数に止めることができました。

長光園のこれまでの歩みの中では、地域の中に根差し地域に役立つ施設を標榜し、地元小中学校、子供クラブ等との交流や、社会福祉協議会、地元公民館、小中学校主催の各種行事等には積極的に参加してまいりました。これらの活動も感染症の影響を受けましたが、施設と地域が支え合う暖かい環境を共有しながら、利用者一人ひとりの個性が生き生きと発揮できる生活の場となるよう、さらに努力を重ねてまいります。

また、利用者支援に対しましては、これまで積み重ねた経験を活かし、社会の一員として、また地域の一員として安心して生活を楽しみ、「生まれてよかった。生きてきてよかった。」「長光園で生活してよかった。嬉しかった。」と言って頂けるような支援を、さらには、良質な福祉サービスを自らの力で選択し、いつでも、どこでも、だれでも必要な福祉サービスを適切に且つ安心安全に利用することができるよう、関係者一同力を合わせ努力していきたいと存じますので、今後とも関係各位のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

理事長  田口 一樹